会社を作るときに考えないといけないこと:これを忘れてはいけません
私は税理士として、新設法人説明会の講師をたびたびしています。
そこでは多くの新たな社長さん、経理担当者の人が居るわけですが
この話をすると何人かは、( ̄□ ̄;)!!
という顔になります。(そして数秒うつむきます・・・)
それは何かというと「青色申告書の承認の申請」の提出期限の話です。
そもそも青色申告の特典は、
①その事業年度で出た欠損金の翌期以降9年間の繰越控除が認められます
②その事業年度で出た欠損金の繰戻しによる前1年以内の法人税額の還付(中小企業のみ)
③様々な節税策の適用
があるんです。
このうち最も大事なのは①ですよね。
会社を興して最初から黒字が出せる会社はそう多くはありません。
ですので将来の黒字に向けて今出ている赤字を「貯金」しておく必要があるわけです。
この適用がないと、ずっと赤字だった会社がようやく黒字が出た場合に
その黒字にいきなり税金が課税されることになってしまうわけです。
そしてこの「青色申告書の承認の申請」には提出期限があります。
新規設立事業年度の場合は、
→普通法人又は協同組合等の設立の日の属する事業年度の場合は、
設立の日以後3月を経過した日と当該事業年度終了の日とのうちいずれか早い日の前日まで
となっております。
で、セミナーではこの期限が過ぎてしまって欠損金の繰越が出来ないことを知った社長さん方が( ̄□ ̄;)!!
となってしばしうつむく訳ですね・・・・
会社を作る上で大事な事は、作ってがんがん営業するだけでなく
前々に税務のことも考えてスタートを切ることです。
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